友人と数年振りにランチを食べに行こうと計画中に、チケットを入手したのでいかがですか?と誘われた舞台。なので、軍師は不在。私のデジモン知識は、はるか昔に細田守監督の『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を観ただけなので、キャ…
軍師曰く、『おのれナポレオン』以来の当たり劇らしい。三谷という演出家は、もちろんおもしろい物語も書くのだが、あて書きしたときの役者の配役がとにかくうまい。素直に日本一なのではないだろうか。ナポレン役の野田秀樹ももちろん、『バッド・ニュース…
軍師曰く、後藤ひろひとは吉本新喜劇に行ってよかったんじゃないか、だそうな。後藤のつくる物語は、通常、上滑りする男のカッコよさ、外部から見たその男の姿の滑稽さ、それら全体を客観的に俯瞰したときの状況のせつなさ、等々を提示して、最後にちょっと…
軍師曰く、タイトルから『大怪獣東京に現る』のゾンビ版かと勝手に思ってワクテカしていたら『北の国から』を水で薄めてカルピスウォーターくらいのさらさら加減にしたやっすい人間ドラマ+ちょっとだけゾンビを見せられてがっかりしたとのこと。手垢のつき…
軍師曰く、おもしろかったが、「無言劇は自分には合わない」そう。もしも、小林賢太郎が、今回の劇のような言語の介在しない茫洋としたイメージで演劇をつくりはじめ、その後に言語をあてはめて脚本を書いているのだとしたらすごいことだ。今回の劇は過去に…
軍師曰く、西田シャトナーの演出技法は、他の演劇技法よりも役者の技量が劇の出来・不出来に直結するらしい。『ALL OUT!!』の物語自体はよくできたスポ根物であり、脚本そのものに特筆すべきところはないが、だからといって不可でもなく普通におもしろい。し…
軍師曰く、前川知大はホラーの演出がうまくなっている気がする。今回の劇の元ネタとなった短篇劇よりもおもしろくなっている、そうだ。話自体は短篇のときと変わらず、長くなったぶん内容が深くなったわけでも登場人物個々人の掘り下げができたわけでもない…
軍師曰く、話自体は前回見た『憧れの雪国』のほうがおもしろかったそうな。目立つ大きな瑕疵は、劇中に出てくるストリートファイターⅡ似のキャラクターが暴走族のメンバーだということ。暴走族という言葉から我々が想起するのはリアルで直接的な暴力の持ち主…
普段寺山を天才と崇めている軍師曰く、弘法も筆のあやまり。駄作判定。 寺山は、事象の連続性によって物語をつくるのではなく、事象が暗喩するモノの連続性によって物語をつくる。 おそらく彼は感覚の人で、親とか母とか孤独とかをモチーフにしているうちは…
軍師は基本的にショートコメディーを好まないのだが、小林賢太郎は好き. 「丘を越え、ゆこうよ~♪」の次の歌詞を使わず、観客を宙ぶらりんにさせた上で笑わせ、上記のネタを天丼しさらに笑いをとって、最後に歌詞を全部歌って、観客に落ちつく場所をきちんと…
・落語とイキウメSFのコラボレーション. イキウメ別館カタルシツ ・柳家三三師匠 軍師不在。 私は安井順平さんが好きなのでひとりで行ったんだけど、強引に軍師を誘って行けばよかったと後悔した。落語と演劇ってどう融合するんだろ、と思っていたけど、ホン…
・『憧れの雪国』のみ観劇 軍師曰く、馬鹿馬鹿しいコメディーを馬鹿馬鹿しいまま提示して観客を笑わせるのはすごい、と。ちょっとダメなところのある登場人物たちが、いろいろあって、笑って泣いて決着して、でも最初と比べてもたいして成長もしていないとい…
軍師曰く、たいへんに惜しい舞台だそう。 一発ネタとしての素材は宝石のように輝いており、それだけでとてつもない価値があるが、料理人がヘボすぎると言っていた。 この題材の新規性は、「肌の色の違いによる差別・被差別の境界線が毎朝のドーランの塗り分…
・別役実の鶴屋南北戯曲賞受賞作 軍師曰く、別役先生はやはりすごい。いままでいくつか見たゴドーフォロワーの中でも群を抜いているだそうだ。この劇では、タイトルどおり、ゴドーは冒頭でいきなり現れる。しかし、ゴドーを探しているいるはずの二人は、ゴド…
・90分弱で30本の短編をする公演 ・ヨーロッパ企画の日替わり出演者は酒井善史 軍師曰く、作家や脚本家は皆メタが好きでやりたがるが、読者や観客はそれほど好きではない。また、作家や脚本家はメタ要素を見事に操れると思い込んでいるが、実は皆それほ…